はりうすブログ (のすけのメモ)

湘南にある小さな会社 代表 ”のすけ”のブログです

高速で動くWordPress環境を探して辿り着いた「KUSANAGI」に変えたら超速いし・安いし・データの転送容量制限ないしでかなり良かった

こんにちは、のすけです。

WordPress構築用のサーバーは各社から色々なものが出ていて

WordPress おすすめ サーバー」なんて検索すると色々出てきます。


例えば有名どころだと、エックスサーバーwpx
なんかは昔か速いと評判だったりします。実際速いです。

そのほか、速そうなのか「高速を追求したレンタルサーバー」と謳うヘテムル

Lite Speed(なにそれ?)を使っているmixhostは速そうな感じです。

それでも、配信データ量の制限があったり、値段がちょっと高いという点があって躊躇します。
あとNodeサーバーも立てたいなとか。。


そんな時出会ったのが、こちら【Conoha】です。

クラウドホスティングサービス Conoha VPS

レンタルサーバーも一応提供されていて
Conoha WINGは国内最速を謳っていたりします。が今回はVPSの方です。

公式キャラクターは「このはちゃん」

どうでもいいですねw。

で、このConohaですがなんと転送量に課金がありません。基本的にはいくらでも使えます。

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さらに!!高速にWordPressが動作するサーバーイメージ「KUSANAGI for ConoHa」を提供しています。

このKUSANAGI

WordPressの実行時間3ミリ秒台、秒間1000リクエストをページキャッシュ非使用で実現する世界最高速クラスのWordPress実行環境です

とのことで、かなり速そうな感じ。

早速使ってみました。

結果から言うと、Conohaの月900円の1Gプラン(推奨は4Gプランにもかかわらず)でかなり高速でした。

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3秒と言うのはスマホで表示されるまでの時間なので、サーバ応答時間はもっと速くて

0.029秒とかなり高速な結果が出ています。


Conohaでサーバを立てる

基本的にはKUSANAGIの使い方|VPSならConoHaKUSANAGIの使い方を参考にすれば問題ないはずです。

Conohaのサイトに行ってアカウントを作成し、KUSANAGIのサーバイメージでサーバを1台立てます。

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こちらConohaから「お申し込み」に進めばOKです。

KUSANAGI for ConoHaはメモリ4GB以上が推奨らしいのですが、それは高いし、あとあと変更できるので、まずはメモリ1Gでコア数2の月900円のプランでサーバーを構築しました。

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あとでスペックを変更できるのもConohaの良いところです。サイトが重くなったらスケールアップできるので安心です。

そしたら、あとはrootパスワードを入れて「追加」したら数分でサーバーが出来上がりました。

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ネームタグは適当に変更しています。クラウドなので、ここにWordPress以外にも色々なサーバを追加することができます。

KUSANAGIの初期設定をする

このサーバーイメージは、KUSANAGIはちょっと自分で初期設定をする必要があります。

この状態だとまだWordPressは入っていません。

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管理画面のコンソールからrootでログインして

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KUSANAGI」の文字が出ればログインできています。

KUSANAGIの初期設定方法にしたがって初期設定をしていけばOKです。

最初にOSのアップデートで数分掛かります。

そのあと 次のコマンドを打つと初期設定が始まります。

# kusanagi init

WebサーバはApacheではなく高速な「nginx」を利用し、php実行環境は高速な「HHVM」を使いました。

URLの設定をする

下記リンクの手順通りに設定を進めます。

KUSANAGIのプロビジョニング – KUSANAGI

URL設定の方法にはKUSANAGIでは専用のやり方があって、その方法でプロビジョニングというものを行います。

次のように例えばkusanagi_testという名前で登録すると、そのディレクトリが作れられてWordPressがインストールされます。

# kusanagi provision kusanagi_test

注意することは、ホスト名(FQDN) を指定する場面で、とりあえずVPSに割り振られたグローバルIPを入れた方が良いです。
このホスト名で接続しにいく必要があるので、ここで適当なホスト名を入れると先に進めなくなってしまいます。
(そん場合はプロビジョニングをやり直す)

またLet’s EncryptSSL証明書を発行するフェーズがありますがグローバルIPを設定している場合には、できませんので、Enterを2回押してスキップします。

あとで、グローバルIPをやめてドメイン設定をやり直したい場合には、またこのプロビジョニングをすれば良いのではないかと思います(※未確認)

WordPressのインストール

下記リンクの手順通りに設定を進めます。

KUSANAGIのWordPressのインストール方法

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普通のWordPressのインストール手順ですね。

KUSANAGIの設定

WordPressをインストールし終わり、管理画面にログインすると、自動的にKUSANAGIプラグインが入っているのがわかるかと思います。

KUSANAGI専用プラグイン – KUSANAGI

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キャッシュを有効にするには次のコマンドを実行します。

# kusanagi bcache on

実行結果

[root@xx-xx-xx-xx]# kusanagi bcache on
onにします。
完了しました。
[root@xx-xx-xx-xx]# kusanagi fcache on
onにします。
Nginxを使用します。
完了しました。

自動的にWebサーバがNginxになるようです。

表示してみる

そして表示するとキャッシュが効いた状態で良い感じの速度が出ました!!

キャッシュがなくても速い、キャッシュを効かすともっと速い。

おまけ

なお、このConohaですが「このはモード」なる機能が存在しています。

見ていただきましょう。

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背景にConoHaのイメージキャラクターの『美雲このは』を登場させるそうです。

設定方法は「アカウント設定」から「表示設定」項目で「このはモード」を選択するだけです。

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ConoHaのコンパネ毎日見るの飽きた・・・最近女の子としゃべってない・・・といったお客様は是非このはモードにしてコンパネに活力を与えましょう。

真面目に何やってるんでしょう、GMOさん。。


次回は、WordPressの画像などのアップロード先にConohaの「オブジェクトストレージ」を使った話をします。

WordPressのテーマにサムネイルをサポートさせる

こんにちは、のすけです。

自分でWordPressテーマを作ると必要な機能のみ入れることができ本当に便利なのですが。

デフォルトの状態では投稿のサムネイルがサポートされていません。

そこでサムネイルをサポートする方法を記載します。

投稿のサムネイルサポートする

サムネイルをサポーとさせるには、functions.phpに設定を書き込みます。

add_theme_support( 'post-thumbnails' ); 


投稿サムネイル - WordPress Codex 日本語版

そうすると、投稿の編集画面で「アイキャッチ画像」メタボックスが投稿・固定ページ編集画面に表示されます。

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もし表示されなければ、画面右上の表示オプションの中で「アイキャッチ画像」を有効にします。

一部の投稿タイプのみサムネイルをサポートする方法

例えばカスタム投稿タイプ「blog」と「kouza」にのみにサムネイルをサポートさせるためには、

add_theme_support( 'post-thumbnails', array( 'blog' ) );          // blogのみ
add_theme_support( 'post-thumbnails', array( 'kouza' ) );           // kouzaのみ


関数リファレンス/add theme support - WordPress Codex 日本語版

テーマのテンプレートへの反映方法

サムネイルをサポートすると、次の関数を使うことで、投稿中にサムネイルが表示することができます。

// 投稿に投稿サムネイルが割り当てられているかチェックします。
if ( has_post_thumbnail() ) {
	the_post_thumbnail();
} 
the_content();

WordPressループの中で例えば、本文を表示するthe_content()の前で設定するなどできます。
has_post_thumbnail()でサムネイルが設定されているかを確認し、the_post_thumbnail()で実際に表示しています。

表示サイズを変える方法

次のように任意のサイズに変更することができます。

the_post_thumbnail( 'thumbnail' );        // サムネイル (デフォルト 150px x 150px :最大値)
the_post_thumbnail( 'medium' );           // 中サイズ   (デフォルト 300px x 300px :最大値)
the_post_thumbnail( 'large' );            // 大サイズ   (デフォルト 640px x 640px :最大値)
the_post_thumbnail( 'full' );             // フルサイズ (アップロードした画像の元サイズ)
the_post_thumbnail( array( 100, 100 ) );  // 他のサイズ

テンプレートタグ/the post thumbnail - WordPress Codex 日本語版より

CSSクラスを設定する方法

Bootstrapなどでは画像用のスタイル指定などがあるため、任意のクラスを付けたいということはよくあります。

下記はクラス「img-thumbnail」を追加する例です。

<?php the_post_thumbnail( 'thumbnail', array( 'class' => 'img-thumbnail' ) ); ?>

ではまた!

WordPressテーマをCSSテンプレートでカスタムメニューをいい感じにデザインする

こんにちは、のすけです。

はい。今まで様々な投稿関係のテクニカルなことを紹介してきましたが、今回は一番わかりやすいデザインを触っていきたいと思います。

デザインはCSSを弄って色々とやっていくわけですが、如何せん設定項目が多く、CSSも膨大な数を書かなくてはいけないためとても大変です。


そこで巷ではCSSフレームワークというものが用意されています。

有名な例では「Bootstrap」「Foundation」などがあります。

今回は「Bootstrap」を導入する例を紹介したいと思います。なお、バージョンは最新のBootstrap4を扱います。


Bootstrap4はいわゆるよく利用されているBootstrap3の後継バージョンで、ついにフラットデザインになったものです。
利用されすぎて「Bootstrap臭さ」と呼ばれるものがあったBootstrap3ですが、4になっていくらか軽減されていると思います。

Bootstrapを読み込む

今回はheader.phpに書き込む手法でいきたいと思います。また読み込み方法もCDNからデフォルトのBootstrapを読み込むもっとも簡単な方法を選びました。

CSS

<link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.1.3/css/bootstrap.min.css" integrity="sha384-MCw98/SFnGE8fJT3GXwEOngsV7Zt27NXFoaoApmYm81iuXoPkFOJwJ8ERdknLPMO" crossorigin="anonymous">


JS

<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.3.1.slim.min.js" integrity="sha384-q8i/X+965DzO0rT7abK41JStQIAqVgRVzpbzo5smXKp4YfRvH+8abtTE1Pi6jizo" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/popper.js/1.14.3/umd/popper.min.js" integrity="sha384-ZMP7rVo3mIykV+2+9J3UJ46jBk0WLaUAdn689aCwoqbBJiSnjAK/l8WvCWPIPm49" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.1.3/js/bootstrap.min.js" integrity="sha384-ChfqqxuZUCnJSK3+MXmPNIyE6ZbWh2IMqE241rYiqJxyMiZ6OW/JmZQ5stwEULTy" crossorigin="anonymous"></script>

そのほか、独自のCSSの読み込み方法を利用して、functions.phpで読み込む方法は、こちらの記事で紹介しています。

hollywis.hatenablog.com

テーマフォルダ内にCSSやJSを置く方法もありますが、ルートフォルダ直下にassetsフォルダを作ってそこに配置していきます。

ヘッダーを作る

header.phpを編集していきます。
オリジナルで作った最小テーマである「anothersky」の分割バージョンを使っていきます。

hollywis.hatenablog.com

hollywis.hatenablog.com


元のheader.php

<!DOCTYPE html><!--html宣言-->
<html lang="ja"><!--日本語指定-->
<head>
  <meta charset="UTF-8"><!--エンコード:UTF-8指定 -->
  <title><?php wp_title(' | ', true, 'right'); bloginfo('name'); ?></title>
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0 "><!--スマホ用:viewportの設定-->
  <link rel="stylesheet" href="<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>"><!--CSSの呼び出し-->
  <?php wp_head(); ?><!--headの追加コード -->
</head>
<body>

  <header class="site-header">
    <h1><?php bloginfo('name'); ?></h1>
    ヘッダーをここに記述
  </header>
  <div class="access"><!--メニュー-->
  <?php wp_nav_menu(); ?>
  </div>
  <div class="container">
    <div class="wrap">

とてもシンプルなheader.phpです。本当に最低限の記述しかありません。
ここにBootstrapを適用していきます。たいていのCSSフレームワークにはだいたいヘッダー用のデザインがあらかじめ用意されています。

ナビゲーションメニューをつける

Wordpressの管理画面から[外観]-[カスタマイズ]をクリックし、次に[メニュー]からmenu
という名前でメニューを追加しておきます。

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そしてソースコードを見てみると次のような構成になっています。

<div class="access">
  <div class="menu-memu-container">
    <ul id="menu-memu" class="menu">
      <li id="menu-item-77" class="menu-item menu-item-type-custom menu-item-object-custom current-menu-item current_page_item menu-item-home menu-item-77"><a href="http://localhost:8888/localtest">ホーム</a></li>
      <li id="menu-item-58" class="menu-item menu-item-type-post_type_archive menu-item-object-blog menu-item-58"><a href="http://localhost:8888/localtest/?post_type=blog">blogs 一覧</a></li>
    </ul>
  </div>
</div>

containerのclassが「menu-memu-container」、menuのclassが「menu」です。


対して、BootstrapのNavbarは次のような形を期待しています。幸い大まかな構成は一緒ですが、クラス名などのズレがあります。

Navbar · Bootstrap

<nav class="navbar navbar-expand-lg bg-dark navbar-dark">
  <a class="navbar-brand" href="#">Navbar</a>
  <button class="navbar-toggler" type="button" data-toggle="collapse" data-target="#navbarNav" aria-controls="navbarNav" aria-expanded="false" aria-label="Toggle navigation">
    <span class="navbar-toggler-icon"></span>
  </button>
  <div class="collapse navbar-collapse" id="navbarNav">
    <ul class="navbar-nav">
      <li class="nav-item active">
        <a class="nav-link" href="#">Home <span class="sr-only">(current)</span></a>
      </li>
      <li class="nav-item">
        <a class="nav-link" href="#">Features</a>
      </li>
      <li class="nav-item">
        <a class="nav-link" href="#">Pricing</a>
      </li>
      <li class="nav-item">
        <a class="nav-link disabled" href="#">Disabled</a>
      </li>
    </ul>
  </div>
</nav>

そのため、次のようにheader.phpを書き換えていきます。

<!DOCTYPE html><!--html宣言-->
<html lang="ja"><!--日本語指定-->
<head>
  <meta charset="UTF-8"><!--エンコード:UTF-8指定 -->
  <title><?php wp_title(' | ', true, 'right'); bloginfo('name'); ?></title>
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0 "><!--スマホ用:viewportの設定-->
  <link rel="stylesheet" href="<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>"><!--CSSの呼び出し-->
  <link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.1.3/css/bootstrap.min.css" integrity="sha384-MCw98/SFnGE8fJT3GXwEOngsV7Zt27NXFoaoApmYm81iuXoPkFOJwJ8ERdknLPMO" crossorigin="anonymous">
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.3.1.slim.min.js" integrity="sha384-q8i/X+965DzO0rT7abK41JStQIAqVgRVzpbzo5smXKp4YfRvH+8abtTE1Pi6jizo" crossorigin="anonymous"></script><!--Bootstrap CSSの呼び出し-->
  <!--Bootstrap JSの呼び出し-->
  <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/popper.js/1.14.3/umd/popper.min.js" integrity="sha384-ZMP7rVo3mIykV+2+9J3UJ46jBk0WLaUAdn689aCwoqbBJiSnjAK/l8WvCWPIPm49" crossorigin="anonymous"></script>
  <script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.1.3/js/bootstrap.min.js" integrity="sha384-ChfqqxuZUCnJSK3+MXmPNIyE6ZbWh2IMqE241rYiqJxyMiZ6OW/JmZQ5stwEULTy" crossorigin="anonymous"></script>
  <?php wp_head(); ?><!--headの追加コード -->
</head>
<body>
<nav class="navbar navbar-expand-lg navbar-light bg-light">
  <a class="navbar-brand" href="#"><?php bloginfo('name'); ?></a>
  <button class="navbar-toggler" type="button" data-toggle="collapse" data-target="#navbarNav" aria-controls="navbarNav" aria-expanded="false" aria-label="Toggle navigation">
    <span class="navbar-toggler-icon"></span>
  </button>
  <?php
  $defaults = array(
    'menu_class'      => 'navbar-nav',
    'container'       => 'div',
    'container_class' => 'collapse navbar-collapse'
  );
  wp_nav_menu( $defaults );
  ?>
</nav>
  <div class="container">
    <div class="wrap">

まず、body要素下の最後の2行を残して全て内容を全て削除し、代わりにBootstrapのコードを入れ込みます。

次に、Webサイトのタイトルに当たる部分にを埋め込みます。

そして、最後にメニューのdiv要素をWordpPressのメニューテンプレートであるwp_nav_menu()に置き換えてきます。
その際に、クラスの名前が都合が悪いため次のように初期設定を書き換えます。

  • 'menu_class' => 'navbar-nav'
  • 'container' => 'div'

  • 'container_class' => 'collapse navbar-collapse'

li要素とaタグにクラスを付けるためにfunctions.phpに追記

li要素にnav-itemをそして、現在表示しているページにはactiveを、さらにli要素下のaタグにもクラスを付ける必要があるのでfunctions.phpに以下のコードを記述する。

function my_wp_nav_menu_add_bootstrap_class( $classes, $item ) {
    
    if ( in_array("current-menu-item", $classes, true) ){
    	$classes[] = "active nav-item";
    }
	else{
	  $classes[] = "nav-item";
	}
    return $classes;
}
add_filter( 'nav_menu_css_class', 'my_wp_nav_menu_add_bootstrap_class', 10, 2 );

add_filter('walker_nav_menu_start_el', 'add_class_on_link', 10, 4);
 function add_class_on_link($item_output, $item){
 return preg_replace('/(<a.*?)/', '$1' . " class='nav-link'", $item_output);
}

active,nav-itemはnav_menu_css_classをフックして、任意のクラスを追加させている。
nav-link'はwalker_nav_menu_start_elのフックで、正規表現で特定して追加させています。

nav-linkの付け方はこちらを参考にさせていただきました。
WordPressのカスタムメニューのaタグに任意のクラスを付ける:メモ – WEBUTUBUTU

まとめ

結構面倒ですね。

BootstrapにはSass版もあり、そちらを使えばテーマの色を一括で変えるなどもできるのですが、それは次の機会にやってみたいと思います。
今回はデフォルトのBootstrap4をCSSとJSファイルそのままで利用していきました。

liタグにクラスを付ける方法に、管理画面の外観のカスタマイズで、メニューの項目にそれぞれCSSクラスを記述できるのですが、それだとメニューを追加するたびにいちいちクラスを追加しなくてはいけないため、その手法はやめました。
BootstrapとWordPressの使用をすり合わせるためには、headerのテンプレートだけでなく、functions.phpもいじらなくてはいけないため、なかなか難儀な作業です。

カスタムフィールドを使いこなしてWordPressを「単なるブログ」から「使えるシステム」に進化させる

こんにちは、のすけです。

WordPressって言うてもブログでしょ。」

いや、違います!!

カスタムフィールドがあります!!

ということで

今回は、あなたのWordPressを単なるブログからシステムに進化させる方法をこっそり教えたいと思います。

本文じゃ色々と足りない

WordPressにある「投稿」では次のような項目があると思います。

  • タイトル
  • 本文
  • カテゴリ
  • タグ

でもこれだけだと正直、記事の投稿くらいにしか使えません。

もっと、例えば音楽アーティストのページだったら
イベント情報を出したくて

  • 「ライブハウスの名前」
  • 「住所」
  • 「時間」
  • 「曲目」

なんて情報の入力項目が欲しいかもしれません。

もっと、例えば、不動産会社のページなら

  • 「部屋の名前」
  • 「所在地」
  • 「最寄駅」
  • 「築年月」
  • 「間取り」
  • 「価格」

なんて情報の入力項目が欲しいかもしれません。

でも、通常のままだと全部「本文」に入れるしかありません。

もっと項目を増やせたらいいのに。。。

=> 増やせます。カスタムフィールドで!

しかも、住所に情報を入れたら自動的にGoogleMapで表示させるとか、いちいちテーブルタグを書かないで表を作るなども自由自在です。

カスタムフィールドとは

実はWordPress標準の機能に「カスタムフィールド」と言う設定欄があります。投稿や固定ページの新規作成画面で、表示オプションのカスタムフィールドにチェックを入れると利用できるようになります。

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投稿や固定ページの編集画面で上の方の「表示オプション」を開くとカスタムフィールドを出せる

カスタムフィールドの情報には「名前」と「値」の組み合わせがあり、自由な情報を登録できます!!
例えば「住所」の情報を増やしたければ、「名前」に"住所"と入れて、「値」に実際の住所情報を入れます。
すると、データベースのwp_postmetaテーブルに「meta_key:名前、meta_value:値」としてデータが保存されます。

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このカスタムフィールドのデータを利用することで、記事情報から取得したいデータだけを取得して任意の処理ができるようになります。
まるで業務システムのように。

ただし、実はこのカスタムフィールド標準だと、いちいち投稿や固定ページを投稿するたびに項目を追加しなくてはならないため


システムがわからない人が投稿時に使うには現実的ではありません。

そこで次の便利なプラグインを使います。

頼れる相棒「Advanced Custom Fields」さん

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標準のままだと、いちいち項目を追加の必要がありましたが、

この「Advanced Custom Fields」を利用するともう全て解決です。

最初から必要な項目は全てセッティングできます。

また、テキストデータだけでなく、画像やファイルをアップロードする項目すら作れます。もう便利すぎます。


実際に使ってみましょう

使ってみる

では実際にサンプルとして、オンライン教育サイトの講座のページを作ってみたいと思います。

管理画面の「プラグイン」ー「新規追加」から「Advanced Custom Fields」を検索してインストールし有効化させます。


1. カスタム投稿タイプ「kouza」を作ります。

あらかじめカスタム投稿タイプを追加するプラグイン「CPT UI」で「kouza」を作っておきます。

ここでわからないぞ!という方は、こちらの記事を参考にどうぞ。

WordPressアーカイブページをカスタマイズ。カスタム投稿タイプも対応します。 - hollywis's diary (はりうすブログ)



2. 「カスタムフィールド」を新規追加
次に、「Advanced Custom Fields」さんを有効化すると管理画面に「カスタムフィールド」という項目ができているので、「新規追加」を押します。

そして、タイトルに「講座のフィールドグループ」と入力して

次のフィールドを入力することにします。

フィールドを入力
  • 講座名(kozamei):フィールドタイプは「テキスト」
  • 講師名(koushi):フィールドタイプは「テキスト」
  • 動画URL(douga):フィールドタイプは「oEmbet」
  • テキストPDF(text_pdf):フィールドタイプは「ファイル」

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このように順々にフィールドを細かく設定しながら追加できる

なお、長いテキストデータなら「Wysiwygエディタ」、選択項目なら「セレクトボックス」、日付なら「デイトピッカー」、住所なら「Google Map」がオススメです。

ルールを登録

「このフィールドグループを表示する条件」を、「投稿タイプ」「等しい」「講座」にします。

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これを設定することで投稿タイプが「講座」の記事を作成時に、上記フィールドが設定できるようになります。

位置を追加

Settingsの「位置」を「高(タイトルの後)」にしましょう。

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こうすることで、投稿画面のタイトルのすぐ下にフィールドが表示されるため設定忘れを防げます。

3. カスタム投稿タイプで投稿してみる

作成した「講座」から新規追加を押すと編集画面が表示されます。いつもの画面と違って、設定したフィールドが表示されているのがわかります。

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ここに、実際に値を入れてみるとこうなります。(松下幸之助さんの動画を使わせていただきましたorz)

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このように、任意の値を設定できるようになり、もはやブログからは脱却できたことが分かるかと思います。

しかし、実はまだ終わりではありません。このまま記事を「プレビュー」させてみると分かるのですが、フィールドで設定した情報は表示されません。

カスタムフィールドを表示させる投稿テンプレートを作る必要があります。

カスタムフィールドを表示させるテンプレートを作る

では作っていきます。

まず、投稿タイプ「kouza」ですので、single.phpをコピーして「single-kouza.php」を作ります。

そして、「タイトル」と「本文」だけが表示されるようになっているテンプレートにカスタムフィールドを表示させる関数を書いていきます。

WordPressループの中に次のコードを入れてみましょう。

<div>
  <?php the_meta(); ?>
</div>


するとこのような感じで表示されます。

ページ表示例
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そう、the_meta() はカスタムフィールド情報をテキストデータとしてリストで表示するものになります。

これで実際に値が入っているのは確認できました。しかし、動画のURLをテキストデータで表示されても内容が見れません。PDFファイルに至っては謎のIDだけでした。

そのため、ひとつひとつデータを取り出して、コンテンツを適切に表示させていく必要があります。

コンテンツをフィールドごとに適切に表示

get_post_meta()関数などがWordPressで用意されていますが、「Advanced Custom Fields」独自のテンプレートタグが便利ですので、こちらを使っていきます。

  • the_field():指定したフィールドを表示する
  • get_field():指定したフィールドの値を取得する


WordPressループの中に次のコードを入れます。

<div>
    <?php if( get_field('kozamei') ): ?>
    <h2>講座名:「<?php the_field('kozamei'); ?></h2>
    <?php endif; ?>
    
    <?php if( get_field('koushi') ): ?>
    <p>講師:<?php the_field('koushi'); ?></p>
    <?php endif; ?>
  
    <div class="embed-container">
	<?php the_field('douga'); ?>
    </div>

    <?php 
      $file = get_field('text_pdf');
      if( $file ): ?>
	<a href="<?php echo $file['url']; ?>"><?php echo $file['filename']; ?></a>
    <?php endif; ?>

</div>

すると、動画は動画に、ファイルはリンクとして適切に表示されました。

ページ表示例
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説明
カスタムフィールドの値は必ずしも入っているとは限りません、そのためget_field()を使ってif文で存在するか判別しています。省略していますが実際にはdougaやtext_pdfも存在判別をした方がより安全です。

ファイルを取得する場合にはフィールドを取得した後、urlなどの情報は配列に入っているためURLを$file['url']で、 ファイル名を$file['filename'] で取得しています。

その他のフィールドタイプの例などもACFの公式ページで紹介されていますので、そちらを参考にコードを書くと良いかと思います。

www.advancedcustomfields.com

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まとめ

今回はカスタムフィールドを使うことでWordPressをブログ以上のシステムに進化させる方法を紹介しました。

プラグインである「Advanced Custom Fields」を使うことで、様々なタイプのフィールドを追加させることができるようになりました。

また、カスタム投稿タイプと併用することで、専用の投稿ページ&表示ページを自由に作成することができるため、様々な要望に答えられるシステムを構築することができます。

いやぁ、「Advanced Custom Fields」さん本当に便利ですね!

次回は独自のテーマをCSSフレームワークを利用して、それっぽくデザインする方法を紹介したいと思います。
では。

WordPress任意のCSSやJavascriptを読み込む方法 (Bootstrapなど)

こんにちは、のすけです。

WordPressを弄っていると、独自のCSSJavascriptを使って整えたくなってきますよね。

そんなCSSやJSを作成して変更する方法を紹介します。(デザインについては特に触れません)

簡単だけど諸刃の剣な方法

一番簡単な手法としては、管理画面の[外観] - [CSS編集]からCSSについては編集できます。

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テーマのCSS編集

この画面では、CSSの変更結果を微調整しながらカキカキできるのが利点で、とても便利なのです。

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プレビューを確認しながら変更できるので便利ではあります

その他の手法として、[外観]-[テーマ編集]からテーマの「style.css」に追記数する手法もあります。

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style.cssはテーマ用なので別ファイルで管理したい

しかし、問題もあります。
このCSSはテーマの設定値として紐づいているので、テーマを変えると消えてしまいますし
テーマのアップデートで消えてしまったこともあります。
また、テーマ編集については、そもそもこの画面から編集するのは危険です。間違ってからのテキストデータがPOSTされた場合全て消えてしまう可能性もあります。(一度ありました。)


膨大な時間を掛けて構築したCSSが消えてしまうと、もう呆然となってしまいます。。


そのため、Web一般で用いられているように、外部ファイルとして保存されたCSSJavascriptを利用して編集する手法を取りたいと思います。

ローカルにソースファイルを保持できるので、万が一サーバー上のファイルが消えても復旧可能なので、やはりこっちの方がしっくりきます。
またbootstrapなどの任意のCSSフレームワークを入れたいなんて要望もあるかと思います。

概要

やり方の概要としては「wp enqueue script」関数を利用して、登録を行います。
header.phpに直接書くやり方ももちろんありますが、WordPressの機能を利用して登録していくのが一般的なようです。
関数リファレンス/wp enqueue script - WordPress Codex 日本語版

書き方

以下のように、functions.phpの最後の行に追記します。なお、編集する際にはコピーを取って戻せるようにしてください。
間違って記述するとサイトが動かなくなります。

書き方例:

/**
 * スクリプトとスタイルを正しくエンキューする方法
 */
function load_my_scripts1() {
	wp_enqueue_style( 'mystyle1', 'url' );
	wp_enqueue_script( 'mystyle2', 'url', array(), '1.0.0', true );
}

add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'load_my_scripts1' );

``url``にCSSJavascriptを記述します。

ローカルスクリプトの URL は絶対に直接書き込むべきではない。代わりに plugins_url (プラグイン向け) と get_template_directory_uri (テーマ向け) を使って適切な URL を取得する。リモートのアセットはプロトコルに影響されない URL で指定できる。

とあるため、プラグインフォルダの下のスクリプトやテーマフォルダのスクリプトの場合にはURLを直接書き込まないようにしましょう。

具体的なやり方を次から説明するので、参考にしてください。

CSSJavascriptの置き場所

テーマを世界中に公開するのでなければ、基本的にどこに置いてもいいと思います。管理しやすい方法が良いと思いますので。

私は、Web一般で用いられている作法で置いた方がわかりやすいと思っています。

wordpressのルートディレクトリの下に「assets」フォルダを作成してその下に「cssディレクトリ、「js」ディレクトリを新規に作り、それぞれCSSJavascriptを放り込んでいます。

例えば、CSSフレームワークbootstrapのcssとjsを適用したい場合には、ダウンロードしたソースを、次のように作成したディレクトリに入れます。

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置いたスクリプトWordPressで読み込むように登録する

上記方法で、スクリプトを置いただけではまだ読み込まれません。

次の登録を行います。上で説明したようにwp_enqueue_scriptsを使います。

それではfunctions.phpに書いてみましょう。(必ずファイルのバックアップを取ること)

function load_bootstrap() {
	wp_enqueue_style( 'bootstrap-css', '/assets/css/bootstrap.min.css' );
	wp_enqueue_script( 'bootstrap-js', '/assets/js/bootstrap.min.js', array(), '1.0.0', true );
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'load_bootstrap' );

そしてサイトを表示させます。

さらに、本当に読み込まれているか「ChromeのDeveloperツールなど」で確認すると。

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ちゃんとassetsディレクトリの下にあるCSSとJSが読み込まれているのが確認できます。

これでデザインも自由自在ですね!

今回はbootstrapを用いましたが、もちろん同じように自作したCSSやJSを設置して反映させることもできます。
またfunctions.phpのURLのところにCDNのURLを入れても読み込ませることができます。

それではまた。

WordPressアーカイブページをカスタマイズ。カスタム投稿タイプも対応します。

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こんにちは、今回はWordPressアーカイブ機能カスタマイズしていきます。

アーカイブ表示とは?

そもそも、アーカイブ機能とは何でしょうか?投稿や固定ページとは違ってあまり馴染みのない機能なのではないでしょうか。

でも、実は重要です。

アーカイブとは記事を一覧表示する機能なので、投稿一覧をいい感じに作ることができるものです。

例えば通常、カテゴリーをクリックした際に、そのカテゴリーに属する記事が一覧で表示されると思いますが、そのページがアーカイブページになります。

カテゴリーの他にも、タグや、日付(日別・月別・年別)での結果もアーカイブページになります。

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カスタム投稿タイプで新しく別の投稿タイプを作成した時に、それぞれ別のレイアウトの一覧ページを作りたい!なんて要望もあると思います。

例えば通常はリスト表示が多いのですが、これをグリッド形式にしてアルファブログにあるような形に整形することも可能です。

アーカイブページは「archive.php」を作れば良い

それではアーカイブページを作っていきます。

と言っても、アーカイブページの作り方は、固定ページや投稿ページと同じです。

WordPressループを利用し、テンプレートタグを使って必要な情報を揃えていけば良いだけです。

まずは、いつもの基本的な記述で作ってみましょう。

archive.php

<?php get_header(); ?>

<?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
  <article id="post-<?php the_ID(); ?>" <?php post_class(); ?> >
       <h1 class="entry-title"><?php the_title() ?></h1>
       <div>
         <?php the_content(); ?>
      </div>
  </article>
  <hr/>
    <?php endwhile; ?>

<?php get_footer(); ?>

そうすると、先ほどのように表示されるテンプレートができました。

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ただし、これはアーカイブ特有のタグが埋め込まれていない状態ですので、ここから更にアーカイブ特有のタグを埋め込んでいきます。

アーカイブ特有の機能は次の通りです。

  • アーカイブページのタイトル:何の括りで一覧化しているかを示すタイトルをつけます

  • 個別投稿ページへのリンク:記事ページへのリンクをタイトルに付ける

  • 記事の抜粋:本文を全文出すのではなく、140文字など適当な文字数のみにする。

  • ページング:複数の記事が該当した際にページングさせ、前の一覧や次の一覧へのリンクを付ける

アーカイブページのタイトル

次のように条件分岐を利用して、タイトルを表示させると良いです。

<?php if( is_category() ) : ?>
  echo 'カテゴリー:' . single_cat_title('',false) . 'の投稿一覧';
<?php elseif( is_tag() ): ?>
  echo 'タグ:'. single_tag_title('',false) . 'の投稿一覧';
<?php elseif( is_day() ): ?>
  echo get_the_date('Y年m月d日') . 'の投稿一覧';
<?php elseif( is_month() ): ?>
  echo get_the_date('Y年m月') . 'の投稿一覧';
<?php elseif( is_year() ): ?>
  echo get_the_date('Y年') . 'の投稿一覧';
<?php endif; ?>

カテゴリのアーカイブタイトルを表示する場合はsingle_cat_title()

タグのアーカイブタイトルを表示する場合はsingle_tag_title()

日付けのアーカイブタイトルを表示する場合はget_the_date(

を使用します。

個別投稿ページへのリンク

h1タグの中身をリンクに書き換えます。

<a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a>

記事の抜粋

記事の抜粋を表示するにはthe_excerpt()を利用します。

<?php the_content(); ?>と記述して全文表示してしまっているところを、<?php the_excerpt(); ?>に置き換えます。

なお、アーカイブ表示でサムネイルを表示させるにはthe_post_thumbnail();を使えば表示できるのですが、テーマがサムネイルに対応している必要があります。

対応させるにはfunction.phpadd_theme_support( 'post-thumbnails' );を追記します。

ページング

複数の記事が該当した際にページングさせるには、投稿ナビゲーションthe_posts_pagination()を使います。

投稿ナビゲーションは配列形式で次のようなパラメータを取ります。

  • mid_size:現在のページの左右にそれぞれ表示するページ番号の数。初期値は1
  • prev_text:前のページへ遷移するためのリンクに使われる文字列。初期値は「前へ」
  • next_text:次のページへ遷移するためのリンクに使われる文字列。初期値は「次へ」
  • screen_reader_text:読み上げ用のテキスト。初期値は「投稿ナビゲーション」

使用例はこちら。screen_reader_textは表示されないように半角スペースを入れました。

<?php the_posts_pagination( array(
    'mid_size' => 1,
    'prev_text' => '前へ',
    'next_text' => '次へ',
    'screen_reader_text' => ' '
) ); ?>

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カスタム投稿タイプにも一覧機能をつけたい

これまでは、通常の投稿の際のやり方でした。しかし、カスタム投稿タイプは別の方法が必要になります。

「archive-{slug}.php」のファイルを作れば良いだけかな?と思ってやってみると上手くいきません。

通常の投稿タイプの一覧が表示されてしまいます。

試しにslugが「blog」の場合の「archive-blog.php」でやってみます。

実際に作って確認してみましょう。今までの機能を全部乗せしたバージョンを作成していきます。

archive-blog.php

<?php get_header(); ?>

<h1>カスタム投稿タイプblogの、<?php 
if( is_category() ) :
  echo 'カテゴリー:' . single_cat_title('',false) . 'の投稿一覧';
elseif( is_tag() ):
  echo 'タグ:'. single_tag_title('',false) . 'の投稿一覧';
elseif( is_day() ):
  echo get_the_date('Y年m月d日') . 'の投稿一覧';
elseif( is_month() ):
  echo et_the_date('Y年m月') . 'の投稿一覧';
elseif( is_year() ):
  echo et_the_date('Y年') . 'の投稿一覧';
endif; 
?></h1>

<?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
  <article id="post-<?php the_ID(); ?>" <?php post_class(); ?> >
       <h2 class="entry-title"><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a></h2>
       <div>
         <?php the_excerpt(); ?>
      </div>
  </article>
  <hr/>
    <?php endwhile; ?>

<?php the_posts_pagination( array(
    'mid_size' => 1,
    'prev_text' => '前へ',
    'next_text' => '次へ',
    'screen_reader_text' => ' '
) ); ?>


<?php get_footer(); ?>

WP_Queryでカスタム投稿を取り出す!

上記コードのWordPressループの部分を変更して、カスタム投稿タイプの記事のみ取得するようにカスタマイズします。

<?php get_header(); ?>

<h1>カスタム投稿タイプblogの一覧<?php 
if( is_category() ) :
  echo 'カテゴリー:' . single_cat_title('',false) . 'の投稿一覧';
elseif( is_tag() ):
  echo 'タグ:'. single_tag_title('',false) . 'の投稿一覧';
elseif( is_day() ):
  echo get_the_date('Y年m月d日') . 'の投稿一覧';
elseif( is_month() ):
  echo et_the_date('Y年m月') . 'の投稿一覧';
elseif( is_year() ):
  echo et_the_date('Y年') . 'の投稿一覧';
endif; 
?></h1>

<?php 
$args = array('post_type' => 'blog');
$query = new WP_Query($args);

while ( $query->have_posts() ) : $query->the_post(); ?>
  <article id="post-<?php the_ID(); ?>" <?php post_class(); ?> >
       <h2 class="entry-title"><a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a></h2>
       <div>
         <?php the_excerpt(); ?>
      </div>
  </article>
  <hr/>
    <?php endwhile; ?>

<?php the_posts_pagination( array(
  'mid_size' => 1,
  'prev_text' => '前へ',
  'next_text' => '次へ',
  'screen_reader_text' => ' '
) ); ?>


<?php get_footer(); ?>

説明:WordPressループの前にWP_Query()を利用して、カスタム投稿タイプ「blog」の投稿を取得してきます。

そして、それを$queryに入れて、そこから表示しています。

このあたりわからない場合にはこちらの記事を見るといいですよ。

hollywis.hatenablog.com

そして、URLにサイトタイトルの後に「?post_tyle=blog」というパラメータを渡してやると表示されます。 http://localhost:8888/localtest/?post_type=blog

f:id:hollywis:20180906180327p:plain

なお、この一覧ページはナビメニューを表示させて、設定することもできます。

外観設定からメニューを作って、そこにblogの一覧を設定します。 f:id:hollywis:20180906180621p:plain

また、合わせてheader.phpの任意の場所にナビメニューを表示する次のコードを挿入します。

<div class="access">
  <?php wp_nav_menu(); ?>
</div>

上記の表示例の左上にメニュー[blogs一覧]が表示されているかと思います。 f:id:hollywis:20180906180327p:plain

以上です。

これでカスタム投稿タイプ別に自由に一覧ページを作成することができますね!

次回はCSSフレームワークを利用して、この一覧ページのデザインを綺麗に整えていきたいと思います。

個別投稿ページで利用できるテンプレートタグまとめ

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日付系タグ

  • the_date() :公開日時を表示。一覧の場合は最初の1記事しか表示されない。

  • the_modified_date():更新日時を表示

  • the_time():一覧表示で日付を表示する場合はこちらを利用

<?php the_time('Y/m/d'); ?>

<?php the_time('Y年m月d日'); ?>のように日付タグは()中にフォーマットを指定することができます。

echoを使ったやり方

<?php echo get_the_date(); ?>

このようにechoを使ってgetメソッドで取得した値を表示させる方法もあります。

利点としては、the_date() と違い何度も利用できます。

カテゴリーの表示タグ

  • the_category():カテゴリーの表示

利用例:<?php the_category(); ?>

初期表示ではリストになります。(「ねこ」と「いぬ」カテゴリに属している例)

<ul class="post-categories">
    <li><a href="http://localhost:8888/localtest/?cat=2" rel="category">ねこ</a></li>
    <li><a href="http://localhost:8888/localtest/?cat=1" rel="category">いぬ</a></li>
</ul>

<?php the_category(', '); ?>

このように()内に複数のカテゴリに属していた場合の区切り文字を指定できます。

また、get_the_category()を使うことで次の情報を取得できます

  • term_id:カテゴリーID

  • name:カテゴリー名

  • slug:カテゴリースラッグ

  • description:カテゴリーの説明

  • parent:親カテゴリーID

  • count:そのカテゴリの投稿数

利用例はこちら

<?php
    $cat = get_the_category();
    if(isset($cat[0])){
            $cat = $cat[0];
            echo( '<a href="?cat=' . $cat->term_id . '">'. $cat->name .' </a>');
    }
?>

タグの表示

  • the_tags():タグをリンク付きで表示する

利用例:<?php the_tags(); ?>

また、get_the_tags()を使うことで次の情報を取得できます

  • term_id:タグID

  • name:タグ名

  • slug:タグのスラッグ

  • description:タグの説明

  • count:そのタグの投稿数

利用例はこちら

<?php
    $tag = get_the_tags();
    if(isset($tag[0])){
          $tag = $tag[0];
          echo( '<a href="/?tag=' . $tag->slug . '">'. $tag->name .' </a>');
    }
?>

著者の表示

  • the_author():著者を表示する

利用例:<?php the_author(); ?>

前後の記事へのリンクを表示する

  • previous_post_link():前の記事のリンクを表示

  • next_post_link():次の記事へのリンクを表示

利用例:<?php previous_post_link(); ?>

利用例:<?php next_post_link(); ?>

こんな感じでHTMLタグで挟む方法もあります。

<?php previous_post_link('<li class="nav-prev">%link</li>'); ?>
<?php next_post_link('<li class="nav-next">%link</li>'); ?>

ページ分割した記事を表示する

  • wp_link_pages():ページ分割された記事のページングを表示

WordPressでは長い記事の場合には、「続きを表示する」などの表記を入れてそれ以降の表示を短縮することができます。

記事の編集画面で本文中に<!--nextpage-->を入れると、その箇所で記事をページ分割することができます。 この分割された記事のページングを表示するためにwp_link_pages()を利用します。

このタグはループ内で使用する必要があります。

利用例:

<?php while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
  <article id="post-<?php the_ID(); ?>" <?php post_class(); ?> >
       <h1 class="entry-title"><?php the_title() ?></h1>
       <div>
         <?php the_content(); ?>
      </div>
      <?php wp_link_pages(); ?>
  </article>
<?php endwhile; ?>

以上です。

次回はアーカイブページを作成します。